今期担当役員からのご挨拶
 
年末年始、皆さまいかがお過ごしだったでしょうか。
昨年は「令和のコメ騒動」と言われた時期もありましたが、「平成のコメ騒動」が私の高校1年の時でした。昨年の社員総会で新理事に選任、最年少にてJi4pe内で飛び交うワードを検索した2024年を無事終える事が出来ました。
昨年末より、インフルエンザが流行しておりますが、「正しく恐れる」が再び必要な場面もあるかと思います。会員の皆さま、どうぞ無理をなされずに、新しい年をスタートして下さい。
私自身は 1型糖尿病を小児発症し、2015年に「あなろぐの会」患者会(あなろぐはインスリンアナログ製剤から命名)を立ち上げました。現在は「特定非営利活動法人 日本慢性疾患セルフマネジメント協会」ワークショップの進行役(リーダー)もしております。
今年は患者会や市民団体のリーダーシップを育成するためのBコース第3期(第2期は2022年10-12月)が3年の時を経て再開される予定です。患者会や市民団体のリーダーシップ育成には何が必要なのか。会員の皆さまにおかれましては、それぞれの立場により「PPI」「ヘルスリテラシー」「ピアサポート」「グリーフケア」「ターミナルケア」と、キーワードは異なると思いますが、Bコース第3期開催に期待を膨らませております。(^o^)/
セミナーも1月21日に第43回SMDセミナー、翌日は医療政策(HP:Health Policy)を開催します。患者会に必要なファンドレイジングを始め、2025年度も様々なイベントを計画しておりますので、詳細はhttps://ji4pe.tokyo/calender.html をご覧ください。
(理事:岸田信也)

―Ji4pe学習コース紹介記事が出版―
昨年末のNewsletterで配信のとおり、12月25日発行のClinical Research Professionals誌(No.101・102合併号)にJi4peの学習コース活動、特に今年4月に開講するCコース第5期と、国際認定SMDを取得した講師によるAコースやEコースでの人材育成を通しての患者・市民参画活動の推進をまとめた記事「すべてのステークホルダーが共に学ぶJi4peオンライン学習コースと医薬品開発教育―相互の学びで社会参画の実現を目指す―」が掲載されました(https://d.kuku.lu/sw4nj25fb)。

各コースへの参加申込はWebからどうぞ:https://ji4pe.tokyo/introduction.html#expert

―2025年開講の学習コースー https://ji4pe.tokyo/introduction.html#expert 
2025年度に開講するのは下記の4コースです(全て参加者募集中)
・Aコース(第8期):2025年1月18日〜2月15日
・Eコース(第4期):2025年4月5日〜4月26日
・Cコース(第5期):2025年4月〜2026年3月
・Bコース(第3期):2025年下半期開講予定

・お申込みはWebのTOPページにある参加申請書Formへ:https://ji4pe.tokyo/ 
・会員Working groupへの参加は有料または御入会へ:https://ji4pe.tokyo/joinus.html

[Cコース第5期]  今年4月、新国際教育シラバスv3.0での開講です!
・第5期ではAIやアプリ、DCT、RWD等の医薬品開発やライフサイクルマネジメントの革新を反映した新バージョンで提供します。
・モジュール毎に受講者による発表・Discussionで双方向の理解につながるようにします。
・第5期の記事がクリスマスにCRP誌から発行されました(詳細は下記に掲載)
・1月からお申込できます:https://ji4pe.tokyo/course-c.html
 
[Cコース第4期] 
★受講者へのメリット
・1月までは薬事と安全性を講義中です(スケジュール表・講師プロファイルはWeb掲載中:https://ji4pe.tokyo/course-c.html)。
・日本臨床薬理学会認定CRC制度の研修会に認定されています(点数:5点)。
・詳細とお申込み:https://ji4pe.tokyo/course-c.html
★今週と来週の講義予定は下記のとおりです。NEW!
・単一講義のご参加も受付中(5,500円/回):
・各コースとも複数の講義で構成しており、希望者はコース単位でのお申込みの他に、単独の講義、または単独モジュール(Cコース;1モジュールに16回講義)だけでもお申込みできます。
参加費はWebぺージ(https://ji4pe.tokyo/introduction.html)をご参照ください。
お問い合わせは事務局へ(info@ji4pe.tokyo)。

―学会・論文発表など―
Ji4peメンバーが登壇する学会発表や出版物など、各Working group(WG)の概要紹介です:
(1)生命倫理WG:(WGリーダー:齋藤嘉子)
・2023年11月 ”Ethical Innovation or Global Health: Pandemic, Democracy and Research in Ethics” (Springer Nature社)にヘルシンキ宣言に対する患者市民の意見を執筆
・2023年12月上記書籍刊行記念国際ウェビナーにメンバー2名が登壇
・2024年1月、6月ヘルシンキ宣言改訂に向けたパブリック・コンサルテーションを患者・市民の意見としてメンバー連名で提出
・2024年7月『わたしたちの「WMAヘルシンキ宣言」:研究倫理に関する患者・市民の意見と提案』を『臨床評価誌』に掲載 http://cont.o.oo7.jp/52_1/p91-131.pdf
・2024年8月ヘルシンキ宣言改訂前国際ウェビナ−にてメンバー1名が登壇(英語)
また、8月より研究倫理について議論を交わし、『患者・市民の研究倫理宣言』第1版(英語で発表、日本語版はまもなく公表)についてさらに議論して改訂版を創っていきます。
 
(2)ファンドレイジングWG:(FRWGリーダー:岸紀子)
FRWGが目指すのは、患者団体の持続可能な運営力の獲得です。ファンドレイジングを学びながら、Ji4peとしての実践も積み重ねています。
・PPI啓発のため日本ファンドレイジング協会FRJ2024オンデマンドセッション参加
・休眠預金活用団体JANPIAの活動支援団体制度に応募⇒不採択後、企画内容を再構築し田辺三菱製薬手のひらパートナープログラムに応募(選考中)
・Ji4peのPPI活動についてSDGsジャパンスカラシップ岩佐賞に応募(選考中)
・JANPIAの経験をFRJ2025のオンデマンドセッションで発表(12/20から公開)
 
(3)医療政策WG:成果と2025年への展望(WGリーダー:須藤夏樹)      
医療政策WGは市民や研究者の立場で「医療を動かす」実践をされている講師の皆様から、多岐にわたるテーマを講演して頂き、医療政策の現状・課題と患者市民参画の重要性について学ぶことが目的です。医療政策に関わる意欲や参加者間での情報交換にお役に立てれば幸いです。来年はパブコメや公募委員制度などを通じ、勉強会で得られた知識や意見を政策参画に反映したいと考えています。

[第43回SMDセミナーのご案内]     
・SMD (Specialist in Medicines Development)国際認定コースの一環として提供する医薬品開発や処方についてのシリーズです。2024年12月から2か月連続企画としてSMDが学習コースを通して患者・市民参画にどう貢献できるかをテーマにお話します。
日 時:2025年1月21日(火)18:30〜19:30 (シリーズ第2回)  
講 師: 雪吉歌小里先生 (岡山大学)
テーマ:倫理審査委員育成研修(Eコース)の育成内容と効果について(シリーズ第2回) 
概 要:医療開発基盤研究所(Ji4pe)は、2021年より毎年、一般の立場の倫理審査委員育成を目的にEコースを開講しています。全3期で30名が参加し、26名が修了、そのうち8名が新たに倫理審査委員に就任し活躍されています。さらに2名が2025年に委員就任予定であり、Eコースから計10名を送り出しています。倫理審査チームのメンバーである一般委員は、重要な役割を担っており、一般委員の育成は臨床試験関係者にとっても非常に重要な課題です。本コースは、5時間×4日間のプログラムで、倫理審査や一般委員の意義と役割、臨床試験の基礎知識、倫理審査に必要なコミュニケーションスキル、事例検討・討議、模擬審査を通じて、自信を持って審査に臨んでいただけるよう策定しました。今回は、Eコースの内容を詳しく、またその効果についてご紹介します。
参加費:無料
事前申込:https://forms.gle/9cBZGX8RQ4qeuTRz8  
当日アクセスURL:事前申込画面にてお知らせします。
 
[医療政策セミナーシリーズ]    
・Ji4pe会員有志による医療政策(HP:Health Policy)についての月例オープンセミナーで、ゲスト・スピーカーによる講演と参加者とのディスカッションです。
日 時: 2025年1月22日(水)18:00〜20:00  
講 師:森本真之助 先生 (紀宝町立相野谷診療所所長)
テーマ: 地域医療と防災の町づくりを通じて私が学んだこと
概 要: 人口約1万人の三重県紀宝町は、防災と健康のまちづくり「BO-KEN」を掲げ、南海トラフ大地震対策と地域包括ケアシステムを連動させた政策を、地方創生と掛け合わせて推進している。私は医師として3年前から紀宝町で勤務するが、公務員としてまちづくりを実践する楽しさを実感している。一方で、医療従事者の知人からは「行政とどうやったらうまくいくのか?」を問われることが増えてきた。確かに地方自治における役所の生態には知られざる暗黙知がある。今回の講演では、紀宝町の事例を交えつつ、個人や組織が地域で何かしらの取り組みを発展させていく際に、自治体と協働する際に役立つ実践知識を言語化し、参加者の皆様にお伝えしたい。
参加費:無料(Ji4pe会員)。※非会員の方は参加費3,300円(初回参加時の入会申請で承認された場合、次回以降は会員として無料で参加できます)。
事前申込:https://forms.gle/o2R6c7LMSoh5oBEx7  
当日アクセスURL:事前申込画面にてお知らせします。
 
―会員登壇イベント共催案内― 
[臨床研究リスク管理研究会 2024年度第2回WEBセミナー]
日 時: 2025年1月20日(月)15:00〜17:30  
テーマ: 「WMAヘルシンキ宣言」2024年改訂と「患者市民の研究倫理宣言」:研究倫理の課題と将来展望
事前申込:https://forms.gle/1f8MsZYHJa2BJjUF8 (Ji4peでは受け付けておりません)
案内資料:http://cont.o.oo7.jp/sympo/rinriken250120.pdf 
 
[臨床研究リスク管理研究会 2024年度第3回WEBセミナー]
日 時: 2025年2月18日(火)15:00〜17:00  
講 師:池原由美(琉球大学)、井上恵子(医療過誤被害者の会)、今村恭子(Ji4pe)
テーマ:患者さんと共に考える臨床研究のあり方
事前申込:https://forms.gle/9JoiWDy5n3VxrTBu5
添付資料:https://d.kuku.lu/vprsws2mp
 
―会員からのお知らせイベント― 
[“医療を動かす”講座 第2期]
日 時:2024年12月21日〜2025年3月28日19:00-20:30
場 所:TKP東京駅カンファレンスセンター
方 法:会場参加+オンライン(Zoom)のハイブリッド形式
参加登録:医療政策アクティブネットワーク(HPAN) :(Ji4peでは受け付けておりません)https://sites.google.com/view/healthpolicy-activenetwork/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0 
問い合わせ:医療政策アクティブネットワーク(HPAN)事務局(healthpolicy.activenet@gmail.com
添付資料:https://d.kuku.lu/g6446p57m

―職場でのトレーニングやコンサルテーション― 
職場トレーニング
JI4PEでは患者参画を推進するために、職場での社員・職員を対象にしたトレーニングを提供しています。基本プログラムは90分構成のモジュール4単位での構成ですが、研修目的と実施日程に応じて調整可能です(wp_training.pdf (ji4pe.tokyo) )。
 
オンデマンドの調査研究コンサルティング 
JI4PEでは昨年度、企業からのご要望に応じて学習コース修了者の中から協力者を募り、患者インタビューの開催をサポートしました。学んだことがインタビューでの意見交換に役立つこともあり、相互にWin-Winとなるよう今後もご相談に対応していきます。

―JI4PEからのお知らせ―
JI4PEへの入会 https://ji4pe.tokyo/joinus.html 
  • JI4PEは社員(会員)によって構成する一般社団法人です。活動にご賛同いだける方はぜひご入会ください。
  • 会員種別には法人(賛助社員)と個人(正社員、準社員)があります。社員には学習コースへの参加費割引の他、様々な特典があり、詳しくはWebサイトへ。
ファンドレイジング倶楽部への御寄付 https://ji4pe.tokyo/joinus.html#fundraising
  • JI4PEは非営利徹底型の一般社団法人です。学習コースは参加費収入で賄っておりますが、御寄付をいただく場合はプールして将来の教育支援に役立てたいと考えておりますので、ご賛同いただける方は御寄付いただければありがたく存じます。
  • いただいた御寄付は年次の会計諸表に反映してご報告させていただきます(https://ji4pe.tokyo/index.html#aboutus)。

Ji4peでは活動状況をお知らせするパンフレットやFlyerを公開しておりますので、いつでも下記URLからダウンロードして御覧ください。もし、印刷物の郵送を希望される方はJi4pe事務局までメールでご相談ください。企業や医療機関で患者さんや患者会の方々に学びの場としてご紹介いただければ幸いです。
[Ji4peのパンフレット]
[Ji4peのCIOMS患者参画報告書翻訳版のFlyer]
・今回は年末から長期休暇が取れた方も多いかと思います。例によってこの時期は体が重い(もちろん食べ過ぎと運動不足)ですが、心身ともにリフレッシュして頑張りましょう!今月18日(土)からAコースが開始、Ji4peのコースメニューのアントレ(入り口)として楽しんで学んでいただけるようにいろいろ工夫してお待ちしております。K.I.より
 
・長期休暇のおかげで疲れが取れたような気がしますが、仕事始めはなんだか気が重く感じますね(笑)今年も気を引き締めて頑張っていきましょう!本年もよろしくお願いいたします。E.Iより
 
facebook

配信停止の連絡はこちらへ ⇒ info@ji4pe.tokyo