今期担当役員からのご挨拶
 
2024年度定時社員総会で新理事に選任され、今期からより深くJi4peの活動に関わることになりました。私自身はシャルコー・マリー・トゥース病(CMT)という上下肢障害を伴う神経系の難病当事者であり、2008年から当事者組織「CMT友の会(https://j-cmt.org/ )」の事務局長を務めています。
仕事で事業環境分析を行っていた関係で、組織が社会に与える影響に責任を持ちつつ世界の持続可能性を高める、という一連の国際的な取り組みについても研究してきました。その当時に獲得できた視点を、難病患者が自分らしく生きるための社会を築くことにも振り向けたいと思っています。
また、2020年に取得した准認定ファンドレイザーの資格及びソーシャルセクターでの経験が、2021年から受講を開始したJi4peでの学びと合わさると何か面白いことが起こるのではないかと、ワクワクしつつ日々を重ねていきたいと思っております。
余談ですが、起業と同時にコロナ禍を迎え、さすがの私も不安感が高まっているときに出会った楽曲「To The First」(by SKY-HI)が自分を支える心の歌であり、その中の一節「怖くても進め!」が今の座右の銘です。この曲を聞いていただけると、私への理解が深まるかと思います(笑)。
(岸 紀子)

[Cコース第4期] 開講後の参加申込も受付中です
★受講者へのメリット
  • 第4期(2024年度)の講義スケジュール表や講師プロファイルをWebサイトに掲載中です:https://ji4pe.tokyo/course-c.html 
  • モジュール単位で日本臨床薬理学会の認定CRC制度の認める研修会に指定されており、4時間半(3講義)以上の受講者にはご要望に応じて参加証明書を発行します(現在モジュール5まで学会指定済、今後もモジュール単位で認定申請予定)。
  • 全6モジュールを受講した場合、受講後ミニテストへの回答率と最終試験(MCQ、用語集、エッセイ)で評価し、修了証を発行します。評価達成後はもう1年、復習目的での無料受講が可能で、初年度に気付かなかったことも次年度に再確認できます。
  • 詳細とお申込みはこちらへ:https://ji4pe.tokyo/course-c.html
★今週と来週の講義予定は下記のとおりです。NEW!
単一講義のご参加も受付中(5,500円/回):

[Aコース第8期] 来年1月開講!
★受講者へのメリット
  • 第7期まで100名近くがこのコースで医薬品の創薬から処方に至るまで、また患者参画や患者会活動、企業とのコミュニケーション等について学習しています。
  • 講師陣には国際認定SMD(Specialist in Medicines Development)を取得した研究開発や医薬品安全性管理の専門家、コミュニケーション・情報取扱いの専門家など、多彩な顔触れで構成しています。
  • 日頃使っている医薬品や新薬開発待ちの疾患の研究などを専門家から直接学ぶことができ、参加者同士での意見交換でお互いの学びを深めることができます。
  • 対象は主に患者・市民の方々ですが、製薬企業・CROの社員や製薬以外の業種の方々の参加も歓迎します。
  • 詳細とお申込みはこちらへ:https://ji4pe.tokyo/subscription/index.html 
週単位でのご参加も受付中(5,500円/回、1x講義のみ無料):

[医療政策セミナーシリーズ]  今週開催! 
・Ji4pe会員有志による医療政策(HP:Health Policy)についての月例オープンセミナーで、ゲスト・スピーカーによる講演と参加者とのディスカッションです。
日 時: 2024年10月17日(木)18:00〜20:00  
講 師: 市川良成 先生(神奈川県健康医療局保健医療部医療企画課長)
テーマ:神奈川県の保健医療‐第8次神奈川県保健医療計画について‐
概 要:本県では今後、高齢者の人口が一層増加する一方で、社会を支える生産年齢人口は減少していきます。また、令和6年4月から、勤務医の時間外労働時間に上限規制が適用されるなど、医療提供に当たっての条件が大きく変化します。こうした課題に一つひとつ取り組み、「すべての県民が住み慣れた地域で安心してくらせる社会の実現」に向けて、このたび、今後の医療提供体制の在り方や方向性を示す「第8次神奈川県保健医療計画」を策定しました。今回の講演会では、本県の「医療を取り巻く状況」や「医療資源の特徴」について触れながら、「第8次計画の内容」について説明するとともに、県民の皆様のご意見を、県の計画や施策に反映させるための「パブリック・コメント」や「公募委員制度」についてもご紹介いたします。
参加費:無料(Ji4pe会員)。※非会員の方は参加費3,300円(初回参加時の入会申請で承認された場合、次回以降は会員として無料で参加できます)。
当日アクセスURL:事前申込画面にてお知らせします。
 
[国際ウェビナーシリーズ]  今週開催!
・国際製薬医学会(IFAPP)の教育部会が無料開催するセミナーです。今回はまさに国境を越えた患者の治験アクセスがテーマで、英語での開催ですがぜひご参加ください。
日 時:2024年10月17日(木) 18:00〜19:00(日本時間)
講 師: Michael Berntgen, Anne Willemsen
テーマ: The evolving regulatory /HTA interface under the new European HTA regulation  
概 要:In an evolving ecosystem of decision making, close interaction between regulators and health technology assessment bodies is paramount to enable patient access to important new medicines and hence for the benefit of public health. This aims to generate evidence relevant for regulators, HTA bodies and other stakeholders thereby re-shaping and focusing medicine development programmes. Furthermore, acknowledging the dependencies and remits, collaboration can also facilitate sequential decision-making by sharing information in the context of the respective assessments. The webinar will focus on the newly evolving ecosystem in Europe, which provides unique opportunities for cooperation between the European Medicines Agency and the HTA Coordination group.
参加費:無料
事前申込:下記のURLに申し込んでください(Ji4peでは受け付けておりません)。
ウェビナーの案内状は下記URLよりご確認いただけます。
 
[第40回SMDセミナーのご案内]  来週開催!
SMD (Specialist in Medicines Development)国際認定コースの一環として提供する医薬品開発や処方についてのセミナーシリーズです。
日 時:2024年10月23日(水)19:00-20:00   
講 師: 吉田浩輔先生(株式会社リニカル)、浜崎泰成先生(グラクソ・スミスクライン株式会社)
テーマ: ドラッグ・ラグとドラッグ・ロス
概 要: ここ最近、ドラッグ・ロスという言葉を耳にする機会が増えています。過去問題となったドラッグ・ラグに対してはその対策は進んできたはずなのに、何故今日本でドラッグ・ロスが問題となっているのか、その原因と対策を包括的にご紹介します。そして日本の製薬産業のこれからと日本の患者さんの最新の治療薬へのアクセスに関して考察してみたいと思います。テーマが非常に大きく、起きている問題であるドラッグ・ロスも見る側面によって見え方や捉え方が変わってくる難しい問題です。是非様々な分野の方にご参加頂き意見を交わしたいと思います。積極的なご参加をお待ちしています。
参加費:無料
当日アクセスURL:事前申込画面にてお知らせします。
 
[生命倫理Working Group月次セミナーのご案内]  来月開催!
ヘルシンキ宣言について患者視点から発信してきたJi4peの生命倫理Working groupメンバーによる月例セミナーです。
日 時:2024年11月6日(水)18:30-20:00   
話題提供:栗原千絵子 先生(神奈川歯科大学 特任教授)
テーマ:「患者・市民による研究倫理宣言」作成に向けての検討 (続)
概 要:現在、「患者・市民に夜研究倫理宣言」の作成中です。10月のヘルシンキ宣言改訂前後に英訳発表、12月には『臨床評価』誌に掲載予定です。
参加費:無料(Ji4pe会員)。※非会員の方は参加費3,300円(初回参加時の入会申請で承認された場合、次回以降は会員として無料で参加できます)
当日アクセスURL:事前申込画面にてお知らせします。
 
[臨床研究リスク管理研究会 2024年度第1回WEBセミナー]  来月開催!
Ji4peの生命倫理Working groupメンバー紹介のセミナーです。
日 時:2024年11月8日(金)15:00-17:00   
講 師:阿南 圭一 氏 内閣府 健康・医療戦略推進事務局 参事官補佐)、吉原 博紀 氏 (厚生労働省 医政局 特定医薬品開発支援・医療情報担当参事官室 室長補佐・弁護士)
テーマ:医療DX政策により進展するRWD利活用〜次世代医療基盤法、公的DBの現状と今後の方向性〜 
概 要:2023年に、医療分野における個人情報保護法の特別法である次世代医療基盤法が改正され、「仮名加 工医療情報」制度の創設、NDB等の公的データベースとの連結解析の可能化等が実現した。また、医療 DX推進本部の下で、医療等情報の二次利用の環境整備を含めた様々な医療DXの取組みが進められており、 リアルワールドデータ(RWD)の利活用促進に向けた環境整備が進展しつつある。 今回のセミナーでは、これらの政策の最新の動向を踏まえ、個人の権利利益を保護しつつデータ駆動型 の研究を進めるための基本知識を共有し、将来展望・課題について議論する。
参加費:無料
事前申込: 下記URLからお申込みください(Ji4peでは受け付けておりません)
詳細につきましては、下記URLよりご確認いただけます。
 
[ファンドレイジングセミナーシリーズ]  来月開催!
・Ji4pe会員有志によるファンドレイジング(FR)についての月例オープンセミナーです。
日 時:2024年11月12日(火)18:30‐20:00 
話題提供者:岸紀子(CMT友の会 事務局長) 
テーマ: 共感を得るための戦略的な試み〜JANPIAチャレンジとFRJ2025セッション参加を通じて〜
概 要:JANPIA活動支援団体制度への挑戦は、公益性や社会課題への理解を十分得ることができず採択されなかった。しかし、このチャレンジは、Ji4peと患者団体の協働活動の可能性を確信につなげる一歩でもあった。この度、この取り組みを社会に広く伝える手段として、日本ファンドレイジング協会が開催するFRJ2025にオンデマンドセッションで登壇する。当事者参画による社会課題解決の事例として、認知が高まることを期待している。
このFRJ2025の動画を11月7日からメンバーに公開する。事前に動画を見ていただいた上で、今後に向けた意見交換の機会としたい。
参加費:無料(Ji4pe会員)。※非会員の方は参加費3,300円(初回参加時の入会申請で承認された場合、次回以降は会員として無料で参加できます)。
当日アクセスURL:事前申込画面にてお知らせします。

Ji4pe会員が執筆に参加した書籍のご紹介です。
書籍名:<ICH E6(R3)・E8(R1)/改正GCPガイダンス>臨床試験/臨床研究におけるQMS実装(IssueマネジメントとCAPA策定)と試験デザインへのQbD活用
出版社:サイエンス&テクノロジー社
監修:松山琴音、筒泉直樹
お問い合わせ:https://www.science-t.com/book/P177.html

Ji4peでは活動状況をお知らせするパンフレットやFlyerを公開しておりますので、いつでも下記URLからダウンロードして御覧ください。もし、印刷物の郵送を希望される方はJi4pe事務局までメールでご相談ください。企業や医療機関で患者さんや患者会の方々に学びの場としてご紹介いただければ幸いです。
[Ji4peのパンフレット]
[Ji4peのCIOMS患者参画報告書翻訳版のFlyer]
・ようやくひんやりとしてきたのでそろそろ衣替えを、と整理し始めてみると、在宅が多くなったせいかほとんど袖を通すこともなくなった服が結構あるのにあらためて驚きます。でもあちこちのショップで衣服のリサイクルボックスも見かけるようになり、ちょっとは罪悪感から救われた気分!ファッション関係は環境問題に最も近い分野なので今後も気をつけねば、ですね。K.I.より
 
・秋風が肌に冷たく感じる季節になってきました。毎年、季節の変わり目になると目の痒みや鼻が痒くなる現象があり、悩まされています。秋は一瞬で終わるような気がしてちょっぴり寂しく感じますが、こんな季節だからこそ、小さな変化や気づきを大切にしたいですね。E.Iより
 
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